防音対策を考えるとき、音に関する専門用語や知識が必要な場合があります。
知っておくと役に役にたつ、音に関するマメ知識を赤レンジャーがご紹介します。
音を表す「単位」があるんだ!
デジベル(dB)とヘルツ(Hz)という2つの単位が使われます。
- デジベル(dB)とは
- 「音の大きさ(=音量)」を表す単位です。
日常生活では、50デシベル以下が快適とされています。 - ヘルツ(Hz)とは
- 振動数(周波数)の単位で、1秒間に1周期の振動が1ヘルツとなります。ちょっと難しいですが、音は空気の振動によって伝わるため、その振動をヘルツという単位で表します。
音の場合は、ヘルツの数値が大きいほど高い音に聞こえるので、「音の高さ(=音程)」を表す数値と考えてください。人間がいちばん聞き取りやすいのは、500ヘルツから4000ヘルツといわれています。
騒音は音量によってレベルが分かれているんだ!
騒音は、音の大きさによってレベルがわかれています。
60〜70デシベル程度からうるさいと感じる人が多くなり、100デシベル以上になると周りの音が聞こえず耐えられないような騒がしさになります。
※音の感じ方は人によって様々ですので数値は一例となります。
※騒音レベル[dB(A)]は、人間の聴覚に合わせて補正された数値で、騒音計に表示されるものです。
サッシには「遮音性能=T値」があるんだ!
JISにて定められた、サッシの遮音性能を表す数値が「T値」です。
「T1、T2、T3、T4」の4段階の等級があり、「T4」が最も高い遮音性能を持ちます。
一般的な住宅の断熱用サッシは、「T1」程度の遮音性能しかありません。また1重サッシ(既存の窓のみ)では、遮音性能は「T3」程度までが限界といわれています。それ以上の遮音性能は「内窓」をつけることで実現できます。